日本マイクロバイオファーマ 新卒採用

先輩紹介

Interview 02

2014年入社
研究開発部 化学プロセスグループ

旺盛な好奇心と尽きない知識欲
“人生は積分” を実践し、楽しむ

微生物の無限の可能性を信じて、今なすべきことをコツコツと実践する
ひたむきな姿勢からは、仕事が好きだという純粋な気持ちが伝わってくる
あふれる好奇心と知識欲は自然に湧き出す泉のように尽きることなく
さまざまなことに興味を持ち、学ぶことを日常の一部として楽しみながら
積み重ねたことは必ず成果に結びつくと日々研究に取り組む

― 入社の経緯

ナゾに満ちた微生物には、まだまだ無限の可能性がある

子どものころから動物や植物、特に昆虫が大好きで、その想いから、大学時代は植物と昆虫から有用な化合物を探す研究をしていました。MBJを志望したのは、微生物の不思議な魅力に惹かれ、発酵を通したモノ作りに携わってみたいと思ったからです。しかしながら就活当時は、「天然物由来の薬成分の採取ははるか昔から世界中で行われており、もう採り尽くされた感があって衰退する一方だ」と研究者の間で噂されていました。私個人としては、まだまだ未知の成分や使い方が残されていると信じていた反面、些かの不安もありました。いざ就職してみると天然化合物の研究は活発に行われていることを実感できました。今では、“自分の直感を信じてよかった”と思っています。

― 現在の仕事

微生物由来の有効成分を
より高品質に効率よく安全に製造するための研究

仕事は多岐にわたりますが、その一つが結晶化の検討です。医薬品製造は、いかにピュアな化合物を効率よく作るかが重要なミッションの一つです。そうした高品質の化合物を、高い再現性で作るための手法である、結晶化という手法に関する研究を行っています。その予備的な調査として、過去にどういう研究がなされているか、製造プロセスが特許を侵害しないかなどの情報収集も並行して行っています。

― 苦労すること・喜びを感じること

大きな成果を目指し、一つひとつの経験を積み重ねる

スピードとクオリティを両立させることが非常に難しいと感じています。クオリティも高くスピーディに仕事ができるのが理想ですが、スピードを優先させなければならない場合もありますし、どんなに時間をかけてでもクオリティを追求しなければならないこともあり、このレートのかけ方をもっと精度よくできるようになることが課題です。そのためにTo Doリストを作ったり、なるべくこまめに周囲の方にチェックしてもらってベクトルがずれてないかを見直したりしています。やりがいを感じるのは、研究で仮説を立て、想定どおりにうまくいったときや、自分でPDCAサイクルをうまく回せていると実感できるときです。売上に貢献したり、製法を特許化したり、お客様に良い製品を提供したりなど、早く具体的な成果を出したいと思いますが、まだ少し先のことですね。自分の好きな言葉に「人生は積分である」というのがあります。毎日毎日頑張ったことを積み重ねていけば最終的に自分の成績や人生につながっていくという意味で、これを信じ、一つひとつ地道に取り組んでいます。

― 将来の夢

製品作りだけでなく、
化合物探索の効率化などを通して、お客様のお役に立つ

最近、従来は活性が強すぎて医薬品としては使えなかった化合物を薬成分として利用してガンを選択的に攻撃する副作用の少ない薬が開発されています。このように、あまり有用とみなされていなかったものが見方を変えることで有効なものに変わるということはまだたくさんあると信じて研究に取り組んでいます。また、製品だけでなく、汎用性の高いシステムというかツールも作ってみたい。微生物由来の化合物は、採取後に培養して初めて微生物が作り出す成分やその特徴がわかるため、探索には非常に多くのトライ&エラーが繰り返されます。それを少しでも減らすことができるシステムを作り、採取する菌も少ない数で有効かどうかの判断ができるようなものを作れたら、仕事が効率的になり、もっと楽しくなるんじゃないかと思うんです。もう一つは、MBJが持っている水酸化技術のP450ライブラリーをさらに使いやすくするためのソフトウェアのようなツールをたくさん用意してお客様のお役に立ちたいと思っています。それには予備知識もたくさん必要ですし、もっともっと勉強して、ぜひ実現させたいです。

微生物の力で製薬会社をサポートするMBJは、業界を俯瞰的に見て、支えていこうという気概あふれる会社です。また、努力と成長をきちんと評価してくれるので、安心して応募してください。就活は、あまりムリをして体調を崩さないよう、時には気晴らしなどしてバランスをとりながら、頑張ってください。

映画、読書、旅行と多趣味で、しかも無類の勉強好き。専門分野だけでなく、文化人類学からビジネス、アニメーションなど幅広く、1日2時間の勉強を日課としている。最近はまっているのはビジネス英会話と美術館巡り。
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